巨人ドラフト1位の桜井俊貴投手(22=立命大)が3日、原点の地からスタートを切った。16年初の屋外トレーニングに選んだ場所は、思い出の須磨海岸だった。北須磨高時代、冬の強化練習で砂浜を約2時間走り込むなど、武器のスタミナを培った場所。「自分の原点。ここで体力を鍛えた。今日も砂浜を走ったら、しんどくて懐かしかった。新たなスタートという気持ちで練習した」とランニングなど約1時間の公開練習を振り返った。

 あこがれの菅野の金言を胸に、オフの自主トレを継続した。昨年12月、関係者を通じて、同じくドラフト1位で入団し、3年連続2ケタ勝利を達成した右腕から「力を評価されて、1位で入ったんだから、最初は何かを変える必要はないと思います。自分がやってきたことを信じ、継続することが大事」と助言が送られた。ドラフト後も、1日1000回がノルマだった腹筋など、体幹強化を徹底。ウエートトレなどは行わず、桜井流で仕上げた。

 練習後、向かったのは須磨海岸のシンボル「願いのやしの木」だった。87年に同地に移植され、願い事をすれば必ずかなうとうわさされるパワースポットで「ケガ無く、1年を終われますように」と願いを込めた。大みそかは実家でバラエティー番組を見るなど、いつもと同じように年越し。今季のテーマは、立命大時代と同様に「全力プレー」に決めた。エース推奨の“不変”でプロの世界に飛び込む。【久保賢吾】