日本球界15年目を迎える日本ハム田中賢介内野手(34)が「日本一オーダー」での頂点再来へ、決意をあらわにした。9日、今年で11年目となる沖縄・宮古島での自主トレを公開。古巣復帰2年目となる今季は2番打者に照準を定め、精力的なオフを過ごしている。日本一に貢献した06年は、打順2番に定着し持ち味を発揮。10年前の悲願再現へ、全試合出場の強い覚悟でシーズンインまで心技体を磨き上げていく。
悲願達成へ。田中賢は、原点を思い浮かべた。脳裏に焼き付いている10年前の歓喜のシーン。06年、日本一に輝いた年に2番打者に定着。その後、4度のリーグ優勝を果たしたが、頭角を現した飛躍の年だった。「やっぱり2番かな。監督はずっと(2番打者の)重要性を言っているので、その形に応えたい」。なじみある2番打者での貢献は、再び頂点を目指す近道と考えていた。
強い覚悟が、新たなシーズンへと突き動かしている。古巣復帰となった昨季は、右肩故障と付き合いながら、主に3番打者を務めた。中軸が手薄なチーム状況もあり、3番で97試合に出場。2番では36試合だった。勝負師としての顔を持つベテラン。持ち味を発揮するために、今季は2番打者での活躍へ照準を定めている。「まずは試合に出続けること。休まず1年間フルで出たい。そうしたら、おのずと良いことも出てくると思う」。無休を覚悟で、優勝へとけん引していく。
ストイックな一面も一層、強まっている。沖縄・宮古島での自主トレは11年目に突入。温暖な地とトレーニングをサポートしてくれる島民の温かさを感じながら、一方で誘惑も多いという。「沖縄料理は太りやすいので気をつけている」。特にスパムは高カロリーのため極力、口にはしないようにしている。チャンプルー料理が多く、生魚料理が少ないなか、食事バランスは徹底。午後9時には就寝するなど、資本となる体づくりに励む日々。頼もしい2番打者の再来が、日本一へ続く象徴になる。【田中彩友美】
◆日本ハム田中賢の打順(先発のみ) レギュラー定着の06年は2番が最多で88試合、リーグ連覇した07年も2番で135試合。08年は3番が最も多く88試合に出場。09~11年は、負傷離脱を除けば不動の1番打者として起用された。12年は1番と3番が同じ53試合だった。3年ぶりに復帰した昨季は3番97試合、2番36試合だった。



