見上げてごらん、帽子のつばを…。2年連続2桁勝利を目指すオリックス東明が11日、今キャンプ最多210球を投げ込んだ。「僕は投げて技術力をアップさせていくタイプ」と実戦をイメージ。終盤、酒井投手コーチらが打席に入り、ソフトバンク柳田と松田をまねて構え、対戦を想定しながら投げた。
帽子のつばの裏に、好投のヒントがある。昨季は「縦回転」「歩幅」とチェックポイントを書き込んでいた。今年はさらに「体の近く」が加わり3カ条に。ボールを持った右手の位置を意識するためだ。「忘れちゃうんで。帽子に書いておけばいつでも見られるから」。家族の名前や、信条を記す選手はいるが、東明の場合は実務的なフレーズが右隅に書かれている。
2年目の昨季は10勝をマーク。金子、西、ディクソンと先発4本柱の一角として期待される右腕は「自分には余裕はない」と、周囲の評価に甘んじることなく上を目指す。



