阪神横田慎太郎外野手(20)がアピールに成功した。2回、遊撃への内野安打で出塁。3点を追う5回1死三塁で加治屋のフォークをとらえ、中前タイムリーを放った。この日もマルチ安打をマークし、今季の実戦9試合で5度目の固め打ちだ。

 「1点かえせる打球を打ちたいと思った。良かったです。でも、3打席目にチャンスで打てなかった。反省してやっていきたい」。6回2死一、三塁の勝ち越し機で空振り三振したのを悔いた。9回はサファテの明らかな高めのボール球に釣られてハーフスイングの三振に倒れるなど、まだまだ未完成だ。金本知憲監督(47)は「結果だから。不思議やな」と振り返った。2月の沖縄・宜野座キャンプから好調を持続する若武者は、博多でも勢いが止まらない。