中日高橋が見事な逆転満塁弾を放った。5点を追う7回。3点を入れ、なおも1死満塁。「カウントも良かったし、ストレート1本で思い切り打ちました」。2ボールからの3球目、高めに浮いた直球を見逃さずにフルスイングした。打球は右中間スタンドに吸い込まれた。「よっしゃー!」。何度も叫び、ダイヤモンドを1周した。
今季2度目のお立ち台。「奇跡ですね」。第一声は照れながらだった。今季1号が、自身2本目のグランドスラム。谷繁監督も「甘い球を一振りで仕留めたところに価値がある」と目を細めた。
11年ドラフト1位。なかなか結果は出なかったが、今季は開幕から6試合連続安打を放っている。「まだ始まったばかり。これから打てない日もあると思うが、やっている形を継続するだけ」と慢心はない。将来を期待されてきた大器が花を咲かせ始めた。



