日本ハム大谷翔平投手(21)の力投は報われなかった。10日の楽天3回戦(コボスタ宮城)で8回106球を投げ、6安打8奪三振1失点も、味方の援護がなく完投負け。1人で投げきる省エネ投球はプラン通りも「(援護が)0点というのは想像していなかった」。1失点完投は思惑通りだが、敗戦は想定外だった。

 完投を意識し投球スタイルを変えた。「昨日(9日)けっこう(中継ぎを)使っていましたし」。最速は156キロ。ストレート56球中27球が140キロ台と「ある程度力を抑えながら」アウトを積み上げた。唯一の誤算は4回。先頭ウィーラーの中前への打球に、杉谷がダイビングキャッチを試みて後逸した。単打性の当たりが二塁打となり、今江の一ゴロで1死三塁とピンチが拡大。続く茂木への初球フォークが高めに浮き、中前適時打で失点した。

 開幕から3試合に投げ、防御率1・71ながら勝ち星がない。「負けた以上、納得はしないけど、全部が全部完封するということはあり得ない。余力を残しながらいけたのは良かったです」。内容には収穫も多く、救援陣も休ませられた。だが、チームは再び借金3となり5位に転落した。【本間翼】