西武は4投手が0封リレーを見せ、借金2ケタ回避で最下位を脱出した。

 先発の菊池雄星投手(24)が6回2安打無失点と快投し、3勝目を挙げた。4回1死から連打を許し、2死満塁とこの日唯一のピンチを招いたが、外角ストレートで一ゴロに仕留めた。中5日で迎えたマウンドだったため、球数89球で早めにベンチへ下がった。「序盤は荒れましたけど、味方が先制点を取ってくれるまで粘れたのがよかった。チームがこういう状況なので、なんとか勢いをつける投球をしたかった」と話した。

 田辺徳雄監督(50)は「非常に球威があって、コントロールは雄星らしかったけど、適度に散ってナイスピッチングでした」とねぎらった。