コリジョンルール適用でアウトがセーフに覆ってのサヨナラ負けに、西武田辺徳雄監督(50)の怒りも収まらなかった。

 同点の9回2死一、二塁からの中前打を秋山が本塁に送球。三塁側へそれた送球を上本が本塁クロスプレーでタッチし、アウト判定だったが、リプレー検証の結果、走路をふさいだとして、セーフとなった。同監督は、「サヨナラの走者にタッチにいくのはあのタイミングしかない。(送球が)それようが走路に入るな、ということなのか。(捕手の上本は)いっぱいいっぱいのプレー。あれをコリジョンと言われたら、絶対にアウトにならない」とまくしたてた。9回2死から森の本塁打で同点とした直後の後味の悪い敗戦に、最後までおかんむりだった。