阪神藤川が“みそぎ”の1回0封だ。10日の日本ハム戦で悪夢の逆転サヨナラ2ランを浴びた右腕は4番手で、8回表にゼロを刻んだ。初球ストレートは149キロを計測。140キロ台後半の直球を連発し、安達を右飛、奥浪に四球で1死一塁としたが、代打モレルを三ゴロ併殺。8球ストレートに最後はフォークを1球。9球で、9回ドリスに「ゼロのバトン」をつないだ。

 「しっかりやるだけ。自分のことは考えていなかった」

 失敗を繰り返さない、引きずらない。これがブルペン陣の鉄則だ。札幌で負った傷はすっかりなくなっていた。初めて甲子園のお立ち台に上がるドリスのインタビューを見届けた藤川は「ドリスは日本語話せますよ」と笑顔で引き揚げた。