なりふり構わず最下位脱出や! 阪神は4日、今日5日からの巨人3連戦(東京ドーム)を前に今季初の野手指名練習を敢行した。投手のみの練習予定だったが、3日中日戦(ナゴヤドーム)の敗戦後、コーチ会議で練習プランを変更。神宮室内で原口、江越、高山ら野手6人が汗を流し、矢野作戦兼バッテリーコーチら首脳陣も集結して低迷打開への意気込みを示した。

 約90分にわたり、6人の若虎が蒸し風呂のような室内で打ち込んだ。甲子園も含め、月曜日に野手が指名練習を行うのは今季初めて。しかも遠征先では、極めてレアなケースだ。矢野コーチは「練習せなあかんやろ。休憩しているより、やることをやる」ときっぱり。片岡コーチは「何かきっかけをつかんでほしい。ここは成長が見込める選手が来ているし、これからの期待も込めてね」と説明した。

 チームは3日の中日戦に敗れて今季初の最下位に転落。借金は最多タイの8に膨らみ、首位広島と12差が開いた。だが金本監督が「まったくあきらめてない」と宣言する通り、チームはネバーギブアップで結束。当初は投手だけの指名練習だったが試合後のコーチ会議で練習計画を変更し、酷暑の緊急練習が決まった。

 神宮室内練習場には投手陣に加え、原口、江越、高山、梅野、中谷、岡崎の6人が登場。首脳陣も香田投手コーチだけでなく、野手系の平田、矢野、片岡、浜中、中村のコーチ5人が玉の汗を浮かべて、個々への課題指導に時間を割いた。

 不振の江越は片岡コーチのチェックを受けながら、黙々と40分間のティー打撃。その後のフリー打撃でも1球1球フォームを確認しながら打ち返した。江越は「打席の中で(体が)開いている状態。その修正を続けていかないといけない」と真剣な表情。高山ら他の5選手も懸命に打撃チェックに励んだ。緊急練習から逆襲がスタート。まずは内海撃ちで気勢を上げたい。