プロ野球巨人の野球賭博事件で、賭博開帳図利ほう助と常習賭博の罪に問われた元投手笠原将生被告(25)ら2人の初公判が11日、東京地裁(細谷泰暢裁判官)であり、笠原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。弁護人は事実関係は争わないとする一方で、賭けるチームや金額を携帯やメールでやりとりしており「賭博場が存在せず、賭博開帳図利、同ほう助について無罪を主張します」と訴えた。胴元役で賭博開帳図利罪に問われた元飲食店経営者斉藤聡被告(38)も事実関係は認めた。
刑法186条2項は「賭博場を開帳し、または博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する」としている。
検察側は、賭博場について「新宿区内で斉藤被告が経営していた飲食店」「経営に関わっていた飲食店」「新宿区内の自宅」で開帳していたとした。弁護人は「それが賭博場といえるのか」と主張した。
インターネットを使った賭博開帳図利事件では、福岡地裁が昨年10月、携帯メールでのやりとりを「賭博場と評価できない」と判断。大阪地裁は3月、携帯のメールやラインを使って客に賭博をさせた男性について、自宅などの行動範囲を賭博場と判断。司法の世界で判断が割れている。
笠原被告は、茶髪に黒いストライプ柄のスーツ姿だが、無罪の主張なのか、なぜか結婚式の定番の白いネクタイで出廷。被告席に座り、検察官と弁護人のやりとりを聞いていた。検察側は証拠調べで、笠原被告が野球賭博に関係した経緯について、笠原被告が「巨人でトランプを使った賭け事をしていて、抵抗感が生じなかった。これまでに1575万円かけた」と供述した調書を読み上げた。
野球賭博を巡っては昨年10月以降、福田聡志(32)、松本竜也(23)、高木京介(26)の3元選手の関与が発覚。警視庁は今後、3人を書類送検する。




