ソフトバンクが再び首位陥落の危機を迎えた。立ちはだかったのは、西の「壁」だ。コースを突き、緩急自在の投球に翻弄(ほんろう)された。7回1死までノーヒットに抑えられた。29イニングぶりに得点を挙げたが、天敵右腕に4連敗。工藤監督もお手上げの様子だった。「今日は良かった。低めに集められ、緩急もあった。右打者の内角にも決まっていた。うまく投げられた」。ゴロアウトが多く、相手の術中にはまってしまった。
復調した打線が再び下降線をたどる恐れがある。2戦連続で1得点。藤井打撃コーチは「いいコース、いい高さに投げられたが、だから打てません、ではいけない。切り替えていくしかない」と自省した。右太もも裏を痛めた中村晃はスタメン出場で2四球を選んだが、万全の状態ではない。5番左翼の長谷川も右足首に不安を抱えている。機動力の低下は、打線の活力を奪う。
最下位オリックスに対しても、これで4連敗。「しっかりと甘い球をとらえている。調子のいいバッターがいる中で、長打は打たれていない。トータル2点で抑えている。負けたが、明日につなげていきたい」と指揮官は明るい材料を探した。雨天中止となった2位日本ハムとのゲーム差は「0・5」に縮まった。今日7日にソフトバンクが敗れ、日本ハムが勝つと順位が入れ替わる。まずは連敗を止めなければ、首位陥落が現実のものになる。【田口真一郎】



