阪神高山はまたヒットを積み重ねた。1回1死二塁からヤクルト杉浦のフォークをすくい上げ、左翼バレンティンの前に落とす。幸運な二塁打で二塁走者の北條を迎え入れた。続く3回の打席でも「いい形で打てた」と、左中間フェンス直撃の三塁打。新人とは思えないバットコントロールで長打2本を放って見せた。

 この試合の2安打で通算124安打となりセ・リーグの新人安打数で長野(巨人)に並び10位。阪神では坪井、赤星に次いで単独3位の数字だ。ただ、高山の表情はさえない。「応援してもらっているというのは打席に立っていても伝わってくる。何とかしようと思っているんですけど、チームの勝ちにつながらないのが悔しい」。球団史に名を刻む黄金ルーキーは、唇をかみしめた。