右膝の関節炎でキャンプ別メニュー調整が決まっている阪神糸井嘉男外野手(35)に、強力な「専属トレーナー」が用意されることが30日、分かった。オリックス時代の糸井を知る本屋敷俊介トレーナー(41)が、付きっきりで復活をアシストする見通し。チーム関係者は「オリックス時代からお互いに知っていますし、コミュニケーションも取りやすい」と説明した。

 本屋敷トレーナーは01年にオリックスに入団。再起不能と言われた左膝の手術から清原和博を復活させるなど数々の実績を持つ。糸井も日本ハムから移籍した13年から、本屋敷トレーナーが阪神に入団する15年までの3年間、手厚いサポートを受けた。古傷の右膝の状態も熟知しており、“膝のスペシャリスト”とのタッグ再結成は、心強い限りだろう。

 心理的な支えとしての役割も期待される。球団関係者は「(糸井に)疎外感を与えないことが重要。1人じゃないことを分かってもらう。チームの状況なんかも説明しやすい」と話す。虎戦士として初めてのキャンプ。分からないことは山ほどある。だが信頼を置く本屋敷トレーナーなら、心を開きやすいとの判断だ。

 糸井はこの日、キャンプ地沖縄の恩納村の宿舎に入った。いよいよ虎戦士としてスタートを切る。金本監督は「重症ではなさそう」と話しており、キャンプ中の調整は一任する方針を示している。最強トレーナーとのタッグで早期の復活を目指す。【桝井聡】