オリックスが終盤の逆転で連敗を6で止め、交流戦10勝8敗で3年ぶり勝ち越しを決めた。

 打線がプロ初登板の飯塚の前に沈黙し、守備では外野フライを連係ミスで適時二塁打にするなど、6回まで0-4といいところなし。だが7回に代打小谷野が3ランで迫ると、8回はロメロの逆転2ランなど4得点を挙げた。

 途中出場の西野がプロで初めて遊撃を守り、勝ちパターン継投の黒木と平野がともにイニングまたぎなど、福良淳一監督(56)は執念で白星に結びつけた。「最後まで何があるか分からない。あきらめない姿勢を出してくれた。(交流戦に)勝ち越せたのは大きい」と選手の粘りをたたえた。