節目のアーチが、左中間フェンスの向こう側に消えた。日本ハム大田泰示外野手(27)が、プロ9年目で初めて2桁本塁打に到達した。ロッテ12回戦(ZOZOマリン)の6回、先制弾となる10号ソロを放った。「まだシーズンも半分。もっともっと打てるように。自分の持ち味を発揮していきたいです」。ドラフト1位で巨人に入団したのは09年。強打者の勲章の1つを、ようやく手にした。
1、4回に三振を喫し、直前まで12打席無安打が続いていた。6回は先頭打者。相手は代わったばかりのロッテ有吉だった。「小さくならないように。思い切っていくことだけ考えた」。初球の142キロ直球を、大田らしいフルスイングで一閃(いっせん)した。
昨季までシーズン最多本塁打は16年の4本。代打など限られたチャンスで、本来の能力を出せず、もがいていた。「いまは毎日使ってもらっているので、反省を生かしながら」。1打席、1試合ごとに自分の打席を振り返り、次の打席に向かっている。チームは4カードぶりの勝ち越し。2桁本塁打は単なる通過点に過ぎない。【本間翼】



