史上初のCSファースト&ファイナルステージ先頭弾だ。楽天茂木栄五郎内野手(23)が初回先頭で、左越えの1発を放った。西武とのファーストステージ第2戦でも、先頭打者弾をマーク。2年目のリードオフマンの活躍で第1戦を勝ち取った。これで1勝1敗。下克上日本一へ、最高の幕開けとなった。

 ◆茂木が西武との1S第2戦に続き先頭打者本塁打。プレーオフ、CSの先頭打者本塁打は12本目。日本シリーズを含めたポストシーズン(PS)で先頭打者本塁打を通算2本以上放ったのは、福本(阪急=73年プレーオフ、76、78年日本シリーズ=3本)清田(ロッテ=16年CS=2本)に次いで3人目。茂木は前回に続く決勝打。福本と清田は打った試合に敗れており、先頭打者弾で2度のV打は茂木が初めて。また、PS初アーチから2本続けて先頭打者弾も茂木が初めてだ。