2年ぶりの日本一へソフトバンク主将の内川聖一外野手(35)が、今日25日に自費で決起集会を開く。パCSファイナルステージで史上初の4戦連発を放ち3度目となるMVPを獲得した。その賞金100万円を資金に、福岡市内の焼き肉店で、選手、スタッフ約50人と食事をともにする。

 22日のCS突破後のビールかけ時にナインが「ごちそうさまで~す!」と内川に声をかけていたが、現実となった。内川は「ここ(日本シリーズ)まで連れてきてもらったのは、みんなの力。全員で勝ったから僕がMVPをもらったわけで、せっかくならみんなで焼き肉でも食べて次頑張ろうということ」と、今季シーズン中は相次ぐ故障で離脱したが、日本シリーズという大舞台を用意してくれたナインに感謝の気持ちを表した。

 単純計算で50人ならば、予算は1人2万円。内川は「ワインなど飲めばもっとかかるでしょうね」と笑う。この日の練習前の円陣では「追加注文もオッケーですよ」と、予算オーバー分もすべて払うつもりだ。相手はDeNAに決定。2年ぶりの日本一を取り戻すためには、全員がさらに一丸にならないといけない。「そこへうまく雰囲気をつくっていけば」と主将は考えている。選手、スタッフだけで本音をぶつけ合い、騒いで結束を強くする。

 工藤監督も「そういうのはありがたいですよね」と主将の心意気に目を細めた。内川はこの日もCSでの好調そのままにフリー打撃で快音を響かせた。プレーだけでなく、行動でもチームを日本一へと導く。【石橋隆雄】