阪神が2日、覇権奪回に向けて高知・安芸秋季キャンプを開始した。野手陣は午前中に守備走塁メニューをこなし、午後からは打撃練習を中心に行い、日が暮れても、7時近くまで汗を流した。

 金本知憲監督(49)は「こっちが決めたメニューだが、みんな、積極的に食いつくように、自主的にやっている印象は受けた」と振り返った。最終メニューは安芸ドーム内での連続ティー打撃だったが、鋭く強く精力的にバットを振り込んだ。指揮官は「ある程度、シーズン中も続けないとね。毎日とは言わないけど。シーズン中は振れなくなるから。去年の秋が振れていたというのはまさにこの通り。シーズン中は毎日は無理だからね。自分で考えて。週に1回とか。振り込む日を作ってほしいと思う」と話した。また、投手陣は秋山以外がブルペン投球。今年は昨季の4位から2位に順位を上げたが、クライマックスシリーズでDeNAに敗退。さらにレベルアップすべく、猛練習を課す。