JR東日本東北(宮城)の“完全試合男”西村祐太投手(28=桐蔭横浜大)が2回戦で散った。

 3日の1回戦は新日鉄住金広畑(兵庫)相手に大会史上初となる完全試合を達成したが、この日はリリーフ待機。0-3の7回2死二、三塁から4番手で登板した。今大会28人目の打者を四球で歩かせ満塁。続く相手7番にボテボテの遊撃内野安打で2点を失い、敗戦した。

 ここ2年は都市対抗の出場を逃して日本選手権は1勝止まり、というサイクルを繰り返している。

 西村は「日本選手権で完全試合をしたからって、都市対抗出場を逃した穴は埋まらない。来年は自チームで都市対抗に出られるように、欲しいところで三振を取れる投手になる」と前を向いた。