中日がキューバ出身のアリエル・マルティネス捕手(21)を育成選手として獲得することが1日、濃厚になった。現在は同国リーグのマサンタスでプレーし、若くして主軸も打つ打力と強肩が魅力。WBC代表候補に入るなど、キューバの次世代の主力に期待される有望捕手だ。

 日本球界では珍しい捕手の“助っ人”は身長189センチ、体重90キロで右投げ右打ち。育成契約とはいえ体もプレースタイルも器が大きい。広島バティスタのように育成契約からブレークする楽しみが広がる。

 中日は投手のマルティネス、外野手のウルヘエスとキューバの好素材と育成契約中。2人は1年間の日本式指導でぐんぐん力を伸ばしている。来年からはその「中日アカデミー」に大型捕手も加わる。違う3つのポジションに金の卵を抱え、将来の戦力として育成していく。