中日の1軍投手陣が来春の沖縄・北谷キャンプ初日に、フリー打撃登板を課されていることが17日、分かった。落合監督の初年度の04年に初日から異例の紅白戦を行ったことがあるが、それに匹敵する超速仕上げを求められる。
6年ぶりのAクラスへ、森監督の並々ならぬ決意が伝わる指令だ。今季は開幕から5連敗(1分け含む)と大コケ。森監督の就任1年目は、借金を抱え続けたままシーズンを5位で終えた。屈辱を繰り返すわけにいかない。充実のキャンプはシーズンを安定して戦う上で必須。久しぶりの超速指令は、球団スローガン「原点回帰」そのものだ。
岩瀬、山井、吉見、浅尾ら一部ベテランは免除されるが、2年連続開幕投手を務め、先発ではチーム最多の7勝、来季30歳になる実質エースの大野雄も例外ではない。地元テレビに田島らと出演後、取材に応じた左腕は「全員競争ということだと思う」と受け止めた。対象者は第1クールのうちに全員、打撃投手を務める。今年は第2クールから、順を追って登板していた。主力の大野雄は2月7日が初登板だった。
来年1月10日ごろから沖縄入りして伊藤、小熊と自主トレ。早めに作り上げてロケットスタートに備える。「投げる日が早くなっている。ここ最近ではない(ペース)でしょう。暖かいところじゃないと本格的な肩作りはできない」と自覚十分に話した。
1軍組は2月1日の全員ブルペン入りが落合時代から続く十数年来の“おきて”。他球団に先んじたハイペースでの、開幕突入をもくろむ。【柏原誠】



