一般社団法人日本プロ野球選手会と堺市が大阪の堺市役所で会見を開き、今年12月2日にプロ野球選手と未就学児の交流イベントを開くことを発表した。堺市内のJ-GREEN堺や原池公園体育館など6カ所を使い、同市内に在住、または在園する5歳児を対象に、現役プロ野球選手がキャッチボール、ティー打撃などを指導する。ウレタン製の軟らかいボールやバットを使い、慣れてきたらゲーム形式で野球の面白さを知ってもらう。

 野球の普及、振興を目指すイベントで、選手会と堺市が共催し、野球・ソフトボール活性化委員会が支援。講師役は同選手会理事長の中日大島のほか、堺市出身の阪神藤浪、北條、堺ビッグボーイズ出身のDeNA筒香らが候補にあがる。昨年12月の選手会総会で、野球人口の減少を懸念した選手の側から「幼稚園を回ろう」という声があがっていた。選手会の森事務局長は「球場の観客は増えても、野球の競技人口は減っています。まず子供たちにスポーツをやってほしいです」と語った。