ソフトバンクの「モリネロコンビ」がサファテ不在の終盤をぴしゃりと抑え、逆転勝利を呼び込んだ。

 まずは同点の9回2死一、二塁。一打サヨナラというピンチにモイネロが登場した。右打者の代打伏見を三ゴロに打ち取り、延長戦に持ち込んだ。3点を勝ち越した10回からは、代役守護神の森が登板。1番宗からの好打順を3人で斬り、反撃を許さなかった。森はこれで今季3セーブ目。今季2勝目となったモイネロは「とにかくアウトを取って抑えて、味方の攻撃を信じていた」と笑顔で話した。

 守護神サファテが26日に右股関節の手術を受け、長期離脱が決まった。モイネロと森は、サファテが下半身の不調を訴えて登板を回避した17日楽天戦から、3点差以内で勝った同じ4試合に登板し、ともに無失点を継続中。工藤監督は「よく頑張ってくれたと思います」と二保、嘉弥真、加治屋を含めた救援陣をねぎらった。【山本大地】