虎が記録的惨敗で貯金を吐き出し、勝率5割に戻った。阪神先発の能見篤史投手(38)が広島7回戦(マツダスタジアム)で初回から3被本塁打などカープ打線につかまった。虎投が初回3発を浴びるのは今世紀初の屈辱。能見は4回9失点KO。後続投手陣も広島の猛攻を食らい、3連敗となった。

 ▼阪神が今季ワーストの14失点で大敗。5被本塁打も18年最多で、昨年5月10日巨人戦5本以来。1回に許した1イニング3被本塁打は、17年6月23日広島戦5回に丸、エルドレッド、菊池に喫して以来。初回に限ると、90年以降では初だ。

 ▼広島の菊池、バティスタに、1、7回と2度にわたる2者連続本塁打を献上。阪神が同一試合で同じペアに2者連続本塁打を2度許したのは、87年5月27日中日戦で落合博満、宇野勝に喫して以来、31年ぶりの屈辱となった。