DeNAのルーキー左腕、東克樹投手(22)が11月に開催される日米野球(9日開幕、東京ドームほか)の日本代表にリストアップされていることが4日、分かった。

立命大4年時に大学日本代表入りした経験はあるが、フル代表に選出されれば初で、ルーキーでは唯一の侍ジャパン入りになる見通しだ。

今季は開幕からローテーションを守り、チームトップの11勝(5敗)をマーク。防御率は巨人菅野に続くリーグ2位の2・42と抜群の安定感を誇っている。侍ジャパンの稲葉監督が視察した5月31日の楽天戦では、8回途中3失点と好投。「気持ちが強い。いい投手が出てきたという感じ」と高評価されていた。DeNAからはすでに筒香、山崎の日米野球出場が先行発表されている。

東はこの日、横浜スタジアムで先発予定の6日の阪神戦に向けて調整練習を行った。3日までのヤクルト戦に連敗し、CS進出のためには負けられない戦いが続く。「勝つしかないので、いい流れを持って来られるようにしたい」と言った。最有力候補に挙がる新人王については「取りたい気持ちはあります。でも今はCSに行くことしか考えてない」と引き締めた。