謎の男が加わる。DeNAが新外国人として、レミー・コルデロ投手(21)を獲得することが22日、分かった。育成契約となる見込みで、近日中にも発表される。

コルデロは、ドミニカ共和国出身の左腕。15、16年にダイヤモンドバックス傘下で、ドミニカのサマーリーグでプレーした経験を持つが、ここ2年間の出場記録はなく、その正体はベールに包まれている。

さらには、無限の可能性も秘めている。15年の同リーグでは外野手として46試合に出場。打率1割9分6厘、1本塁打、13打点をマークしたが、16年は投手として16試合に登板した。先発の機会はなく、救援として0勝0敗、防御率11・57、14三振を記録。左投げ、左打ちの「二刀流」としての実績も併せ持つ。

ソトに続く“二匹目のどじょう”を狙う。昨季41発で本塁打王に輝いたソトも、もともとは練習生。17年10月に3Aから練習生として参加。昨年5月ごろから出場機会を得ると、球界史上8人目となる来日1年目での40発超えを達成した。未知数とも言うべき、コルデロにかかる期待も大きい。

球団はこのオフ、巨人を戦力外となった中井大介内野手(29)を獲得、14年までDeNAに所属した古村徹投手(25)と再契約するにとどめ、積極的な補強には動いていなかった。コルデロが、このオフ初の外国人獲得となる。21歳とまだ若く、無限の可能性を秘めた男の正体が明かされる日は近い。