元燕コンビが古巣相手に躍動した。今季新加入の日本ハム秋吉亮投手(29)と谷内亮太内野手(28)が26日、沖縄・浦添でヤクルトとの練習試合に出場。移籍後初登板となった秋吉は3回2死満塁の場面で3番手で登場し、ピンチを切り抜けた。谷内は2回に左翼へ移籍後初本塁打をマーク。昨年12月に交換トレードでやってきた2人が元同僚らに元気な姿を披露し、新天地での飛躍もあらためて誓った。

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ヤクルトのキャンプ地・浦添で、秋吉は観衆から大きな拍手を受けた。「緊張感はありませんでしたけど、変な雰囲気はありましたね(笑い)」。移籍後初登板は3回2死からの予定で、たまたま満塁のピンチに出番が訪れた。相手打者は13年ドラフトで同期入団した右打者・西浦。「本気で勝負しようと。真っすぐで押していこうと思った」。迷わずに真っ向勝負を挑んだ。

143キロは見逃しストライク、141キロでファウルを誘い、追い込んだ。最後は高めに浮いた143キロを右翼フェンス際に運ばれたが、右飛。シーズンでも想定されるような場面の登板を「今日みたいなシチュエーション、2死満塁で右打者という場面で自分の仕事があると思う。今日も打球が抜けていたら点を取られていた。しっかり低く投げることを心がけたい」と振り返った。

17年に右肩を痛めたこともあり、今キャンプも慌てず、じっくり調整を進めてきた。試合前にはヤクルト小川監督へあいさつに出向くと「肩は大丈夫か? 」と声をかけられた。思い切り腕を振る姿を見せ、新天地での順調な船出をアピールした。

そんな秋吉が「すごいなと思った。あいつは狙ったと思う」と舌を巻いたのが、ともにトレード移籍した谷内だ。7番二塁でスタメン出場すると、2回先頭で左翼後方のネットへ直撃する移籍後初本塁打を放った。「結果は出来過ぎ。元気でやっているよというところを見せたかったのでよかった」。アーチを狙ったわけではない。「2ボールとなったので、ストライクを取りに来ると思って思いきり行きました」と的確な状況判断が最高の結果をもたらした。

元燕コンビの躍動に、ヤクルト出身の栗山監督も「元気な姿を、ここで見せてほしいと思っていたのでよかった」と笑顔を見せた。谷内は「トレードで来た2人が結果を出すことで、ヤクルトへの恩返しにもなる」と力を込めた。セからパへ。秋吉とともに、北の大地で活躍する姿を古巣に届ける。【木下大輔】

▼谷内は米アリゾナキャンプ中の9日に行われた紅白戦を皮切りに、実戦8試合(紅白戦2、練習試合5、オープン戦1)に出場している。26日ヤクルトとの練習試合を含め、18打数で4安打4打点1本塁打、打率2割2分2厘。