再奪首を目指すヤクルトの打線が、パワーアップする。離脱していた主軸ウラディミール・バレンティン外野手(34)と坂口智隆外野手(34)が、17日DeNA戦(神宮)で出場選手登録される見込みとなった。

16日、遠征先の広島から帰京した小川監督は「(不安が)何もないわけではないが、今日ファームで出て、大丈夫かなという判断です」と明かした。

坂口は「1番・一塁」、バレンティンは「4番・左翼」でイースタン・リーグ楽天戦(ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉)に先発出場。上半身のコンディション不良で抹消となっていたバレンティンは、3試合連続となる安打を放った。坂口は2打数無安打に終わったが、15日楽天戦まで5試合連続安打をマーク。3月31日の阪神3回戦(京セラドーム大阪)で死球を受けて左手親指を骨折し、1カ月半ぶりの再登録となる。

2人は守備も問題なくこなし、スタメン出場への準備は万全。首位巨人とは1ゲーム差だが、2位タイに3チームがひしめき合う、だんご状態。2人が復帰した強力打線が、最下位DeNAとの3連戦で抜け出す原動力となる。【保坂恭子】