左もも裏の違和感で2軍調整中だった楽天岸孝之(34)が先発し、7回83球を投げ無失点、被安打2、7奪三振と順調な回復ぶりを見せた。

岸は3月29日のロッテ戦で開幕投手を務めながら、5回途中で緊急降板。12日のイースタン・リーグ日本ハム戦で故障後初の実戦登板を果たし、この日が2戦目だった。

最速は147キロで、カーブ、チェンジアップ、スライダーなどをまじえ、力の違いを見せつけた。「全部の球をコントロールできていたのかなと思う。力を入れた状態で投げられたのが大きい。足も不安なく投げることができた」と納得の表情だった。今月中の1軍復帰に期待がかかるが「明日の体の状況がどうなっているかにもよるので、先のことは分かりません」と話した。