日本ハムが連日の雨に泣かされた。19日のソフトバンク戦(鹿児島・平和リース)は、降雨により5回コールド負け。

3点を追う4回、相手失策を誘う適時打などで2点を返したが、反撃の芽は降りしきる雨に流された。熊本で行われた前日18日の同戦も、雨で1時間の中断を強いられた末に1点差で敗れている。栗山監督は「こっちに力がなくて、やられたということ」と潔かったが、何とも言えない連敗となった。

試合が進むとともにコンディションが悪くなる中、序盤に許したリードが重くのしかかった。先発上原が、4回までに3被弾を含む4失点。3回途中には、荒れたマウンドを整備してもらうなど最善を尽くしたが、負の流れを止められなかった。「(自身の投球は)1軍でやるレベルじゃない。相手も同じ状況なので。救いようがないというか、何か良いところがあったり、次につながるような要素が何も出てこない」と、自らバッサリと切り捨てた。

追撃のリズムを生み出すのも難しかった。試合前から降り続いた雨の影響で、4回裏、5回表、5回裏終了のタイミングでグラウンド整備が行われた。計46分間の小刻みな中断。空模様と同じように、勝敗の行方も険しくなった。敵地に乗り込んだ首位攻防戦に連敗。順位は1つ落とし3位、ゲーム差は3・5に広がったが、栗山監督は「今は、我慢するしかない。しっかり受け止めて、やっていきます」と前を向いた。雨上がりの晴れ間を信じ、進んでいく。【田中彩友美】