昨年のメジャードラフト1位右腕、カーター・スチュワート投手(19=東フロリダ州立短大)をソフトバンク入りに導く代理人スコット・ボラス氏(66)が、22日付のニューヨーク・タイムズ紙インタビューで、同投手の今後と将来の展望を明かした。

6年700万ドル(約7億7000万円)で正式契約が近いとされるスチュワートは、同氏の見通しではソフトバンクの2軍からスタートする可能性が高い。だが6年契約を終える25歳で、米国に戻りメジャー入りさせる考え。「彼と家族には、菊池(マリナーズ)を見ろと言った。26歳でメジャー移籍を決め、素晴らしい投球をしている。君も(日本の)システムの中で成長すればいい。何の違いもないと話した」という。交渉などのため来日した同投手と家族については「日本とその文化をとても気に入っていた。球団施設は見事なものだった」と話した。

またMLBのドラフト制度などに不満を表明している同氏は、今後、第2、第3のスチュワート登場の可能性にも言及。「MLBが変わらなければ、今後は若い才能の海外流出がある。日本や韓国のリーグにとって、彼らは貴重な戦力だ」と持論を展開した。