広島ドラフト1位小園海斗内野手(18)が24日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(マツダスタジアム)でバンデンハークから安打を放つなど、マルチ安打を記録した。

小園は2試合ぶりに「1番遊撃」で先発出場。1回、昨年まで2年連続2桁勝利のバンデンハークと初対戦。初球150キロの外角直球に反応して、左前にはじき返した。「マツダスタジアムでちゃんとしたヒットは初めてだったので、そこは良かった」。実績十分の右腕から安打を記録。左直に倒れた3回の2打席目も快音を残した。

8回も1軍経験のある中田から投手強襲内野安打で出塁した。5月2日ソフトバンク戦以来のマルチ安打に「トップをしっかりつくってから打つことが今日は安定してできた」と振り返った。

前日23日は試合に出場せず、極秘トレを行っていた。水本2軍監督は「開幕してから1カ月は何も言ってこなかったけれど、メスを入れていこうと。今日は良かったんじゃない」とうなずいた。練習の成果が出た小園も「しっかり打席でアピールして、1軍に呼ばれるように頑張りたい」と力強く前を向いた。