ポジティブに勝る薬なし! ヤクルト原樹理投手が大型連敗ストップに挑む。先発する28日の広島戦を前に、神宮外苑で調整。

チームは11連敗中。対して25日まで11連勝していた難敵に「負けたらどうしようじゃなく、勝つためにどうしよう。連敗とか気にしないでいきたい」と不動心を貫く。

気にしたところで1試合は1試合。広島は今季自身初勝利の相手であり、2試合で防御率2・84と数字は悪くない。「とにかく強気でいきたい。走者をためない。それがよしあしの分かれ目。先頭と、3つ目のアウトを大事に取ること」。前回14日の対戦では1番野間を出塁させた回に失点し、5回途中で交代した。反省と準備。それは連敗中も連勝中も変わらない。

空気も重苦しくない。「ベンチに入った時、全然雰囲気は悪くなかった。その調子。チーム一丸です」。30度超のうだるような暑さの中、「髪、切ってきます」と言って帰途に就いた。負の連鎖までバッサリ、断ち切りたい。【鎌田良美】