大腸がんから再起を目指してきた阪神原口文仁捕手(27)が日本生命セ・パ交流戦の開幕日である4日に出場選手登録された。この日からのロッテ戦(ZOZOマリン)に向けて3日に1軍合流していた。

この日はスタメンは外れた。

原口は昨年末に大病が発覚し、1月24日に大腸がんで手術を受ける意思を公表。2月春季キャンプは全休だったが、3月上旬に2軍合流、5月上旬に実戦復帰と復活ロードを歩んできた。

原口が1軍公式戦出場すれば昨年10月13日の中日戦以来となる。

今季2軍戦の成績は18試合出場で打率1割9分6厘、7打点。

◆原口文仁(はらぐち・ふみひと)1992年(平4)3月3日生まれ、埼玉県出身。帝京では3年夏に甲子園出場。09年ドラフト6位で阪神入り。13年から育成契約となる。16年4月27日に支配下登録へ復帰し、同日巨人戦で1軍戦初出場。同年5月に打率3割8分、30安打、5本塁打、17打点で月間MVP受賞。昨季は代打で23安打を放ち、08年桧山進次郎と並び球団シーズン最多記録となった。182センチ、92キロ。右投げ右打ち。