ソフトバンクの助っ人右腕リック・バンデンハーク投手が、今季初登板初先発で、今季初勝利を挙げた。

腰痛からの復帰マウンドは、第1球目に150キロをマークするほど気迫に満ちていた。初回から直球で押す「らしい」投球で、5回までパーフェクト投球。「序盤は全体に良かったと思う。直球だけでなく、すべての球種が良かった」。3回は3者連続の空振り三振。リハビリが続いた苦しい日々を晴らすかのごとく、中日打線をきりきり舞いさせた。

6回に味方の失策から連打でピンチを招き、堂上に満塁弾を浴びて降板した。6回途中、92球を投げ3安打8奪三振4失点(3自責)。満塁被弾については「自分が試合をコントロールしていたが、あの場面では相手を警戒しすぎて相手に合わせてしまった。今後の反省」と引き締めた。腰痛は「もう大丈夫だよ」とニッコリ。頼れる右腕の復活で先発陣に厚みが増す。