プロ野球選手が少年少女、指導者へ向けてレッスンを行う「ジュニア・ベースボール・クリニック」、今回アドバイスをしてくれるのは日本ハム西村天裕投手です。

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小学2年から野球を始めた当時、捕手だった西村選手。「鬼のような練習でした…」と振り返るのは父のアドバイスを受け始めた素振り。全部で9個あるストライクゾーンを意識した素振りで、内角高めや外角低めなど、向かってくる球を1球1球想定して練習したといいます。「少年時代に泣きながら、手の皮がボロボロにむけるまでバットを振っていた記憶しかないですね。父と一緒に(長い時で)3時間くらいスイングをしていたこともあります」。

夕食を終えると、ほぼ毎日これを繰り返していました。「ゲームのパワフルプロ野球をイメージして遊び心も持ちながら、やっていた記憶があります。覚えていないですけど小学時代に何本か本塁打も打てましたし、今考えたら良い練習だったと思います。つらいかもしれませんが、実践してみるといいでしょう」。