巨人吉川光夫投手(31)、宇佐見真吾捕手(26)と日本ハム藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)の2対2のトレードが成立したことが26日、分かった。

【吉川光夫の今季】

日本ハムへトレード移籍する巨人吉川光夫投手(31)は今季、「勝利の方程式」の一角として、大きな期待を受けた。それを示すように、背番号は鉄腕と称され、昨シーズン限りで引退した山口鉄也氏が背負った「47」を受け継いだ。

キャンプ、オープン戦と順調に調整し、3月のオープン戦期間中には、宮本投手総合コーチから「彼には『セトッパー』的な存在になってほしいね」と7、8回を担う「セットアッパー」と9回を締める「ストッパー」を合わせた新語が生まれた。

シーズン開幕直後は、貴重な左のリリーバーで役割を担った。だが、徐々に打ち込まれ、4月末に2軍に降格。交流戦で再昇格したが、5日の楽天戦で打者1人をストレートの四球で歩かせ、2軍に降格した。心機一転、古巣での復活が期待される。