日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が、オリックス23回戦(京セラドーム大阪)で2安打3打点をマークし勝利に貢献した。

1回2死満塁で押し出しの四球を選ぶと、3回2死一、二塁の第2打席では、左中間を破る2点適時三塁打。「2アウトから前の方々がつないで僕にまわしてくれたので、なんとか返すというその気持ちだけで(打席に)入っていました」と振り返った。

1試合での3打点は自己最多タイで、5月30日ロッテ戦(札幌ドーム)以来、今季2度目となった。23日までの直近5試合で17打数3安打、打率1割7分6厘と、結果が出ていないこともあり「打ったら打点(が付く)というシチュエーションをつくってくださっているので、いつも感謝です」と、チャンスを演出してくれるチームメートに最敬礼した。

この日の勝利でチームの5位が確定となった。クライマックスシリーズへの進出こそ完全消滅したが、最後まであきらめずに試合に挑む。「来てくださる方たちのために全力で戦うことしかできないので、毎試合毎試合、いい試合をみなさんに見せることができればなと思います」。札幌ドームでの残り2試合、力の限り戦う。【山崎純一】