阪神過去に中田賢一の争奪戦に敗北「暴れ馬」と縁

「虎キラー」加入!! 阪神が26日、ソフトバンク中田賢一投手(37)を獲得したと発表した。無償トレードで、通算100勝右腕に白羽の矢を立てた。谷本球団副社長兼球団本部長は「ウエスタンで今年、防御率もNO・1でしたし、まだまだ投げられる、長い回を投げられる。投手らしい投手」と力量を買った。

今季1軍戦は1試合先発にとどまったが、2軍戦21試合登板で6勝3敗、防御率3・02はリーグ1位だった。層の厚い日本一軍団で出番がなかったが2軍ではチーム最多の95回1/3で規定投球回を突破。肩肘の健在ぶりを示した。同副社長は「こちらからどうでしょうかと話を持ちかけて認めていただいた」と明かした。

かつてほれた“恋人”だった。中日のローテーション投手で150キロ超の速球が武器。阪神も「暴れ馬」と称される荒れ球に苦戦した。13年オフにFA宣言すると阪神も争奪戦に参戦。背番号18を提示する熱意を見せていた。同本部長は「そのときは敗れたけど、話し合いのなかでも彼の誠実さ、人柄が良いと伝わってました。今回ご縁があった」と話した。今季、長丁場の戦いでやりくりに苦戦した先発を補強。覇権奪回を期す矢野阪神2年目の戦陣に、経験豊富な本格派右腕が加わった。【酒井俊作】

◆中田賢一(なかた・けんいち)1982年(昭57)5月11日、北九州市生まれ。八幡-北九州市大を経て04年ドラフト2巡目で中日入団。3年目の07年に14勝などローテーション投手として活躍。13年は一時中継ぎに回って15ホールド。ソフトバンクにFA移籍した14年は7年ぶり2桁となる11勝を挙げた。18年8月のプロ通算100勝を最後に勝利がなく、今季は1試合、プロ15年目で初めて未勝利に終わった。通算294試合100勝77敗、防御率3・72。今季推定年俸は6000万円。181センチ、82キロ。右投げ右打ち。

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  • ソフトバンク中田賢一(2019年9月5日撮影)