オレも郷土の星になる! 西武ドラフト2位指名の三菱日立パワーシステムズ・浜屋将太投手(20=樟南)が6日、横浜市内の同社で指名あいさつを受けた。即戦力と期待の左腕は「先発なら2ケタ勝利、中継ぎなら50試合登板を」と1年目の目標を定めた。

偉大な先輩たちに続く。地元の鹿児島・大崎町は人口約1・3万人ながら阪神福留、西武榎田、広島松山ら実績豊かなプロ野球選手を続々と輩出してきた。「大崎はソフトボールの盛んなところなんです」。小学生の頃から週6日の練習で基礎を学び、大きなボールを打ち返すだけの筋力を自然と得た。福留、榎田、松山は少年ソフトボールチームの先輩でもある。

榎田はプロでも頼れる先輩になる。福留、松山とは1年目から交流戦で対決可能性がある。特に「本塁打を打って、守って、すごい選手」と幼少期からあこがれた22歳年上の福留との対戦には、気持ちもはやる。「緩急を使って、最後はスライダーで空振りを取りたい」とイメージしている。潮崎編成ディレクターが「イケメンで人気が出すぎないか心配」と笑うスター候補。先輩に勝って、先輩のようなスターダムを駆け上がりたい。【金子真仁】