広島は8日、菊池涼介内野手(29)がかねて希望していたポスティング制度を利用した大リーグ挑戦を容認することを発表した。

二塁手を補強ポイントに挙げるチームは、米誌スポーツ・イラストレーテッド電子版の5日の分析記事によるとアスレチックス、インディアンス、オリオールズ、マーリンズ、レッズ、ダイヤモンドバックスの6球団。それぞれ主力のFAなどで二塁が手薄となっており、獲得に動く可能性がある。今オフのFA二塁手では17年WBCオランダ代表のスクープ(ツインズFA)、ワールドシリーズ第7戦で逆転2ランを放ったケンドリック(ナショナルズ)、今季22本塁打のカストロ(マーリンズFA)らが注目されている。

菊池涼の守備は米国でも高評価を受けている。メジャー公式サイトは過去に国際大会でのプレーを取り上げた際に「ワールドクラス」「ゴールドグラブ級」と称賛。同サイトは10月30日付の記事でメジャー移籍する可能性がある選手を特集し、菊池涼を「しびれるような守備でファンを魅了、その華麗なプレーは日本のネット上で度々話題になる」と動画付きで紹介した。

◆菊池涼介(きくち・りょうすけ)1990年(平2)3月11日、東京都生まれ。小学1年から野球を始める。武蔵工大二では甲子園出場なし。中京学院大ではベストナインを5度獲得し、2年春には3冠王に輝く。11年ドラフト2位で広島入団。13年から7年連続ゴールデングラブ賞を受賞。16年に最多安打、17年にベストナインを獲得。17年WBC、19年プレミア12日本代表。171センチ、72キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2億4000万円。