ヤクルトのドラフト5位の八千代松陰・長岡秀樹内野手(18)が13日、千葉市内のホテルで契約金2500万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は58。

持ち味は強肩で、高校通算19本塁打で打撃にも定評がある。今夏は千葉県大会準優勝に貢献した。目標はソフトバンク今宮。「小さくても活躍できると夢を与えてくれた。球団を代表する、ファンから愛される選手になりたい」と笑顔で話した。

9、10日は愛媛・松山で行われている秋季キャンプを視察した。プロとの差を痛感し、まずは体を大きくするため家族の協力を得て増量中。「朝、昼、夜といっぱい食べさせてもらっている。お母さんが『残り1カ月半は頑張る』と言ってくれて、豪華なメニューです」。目標は今宮の85キロで、現在は「73~4キロくらい」と明かした。

秋季キャンプでは、同い年のドラフト同期になる星稜・奥川、八戸学院光星・武岡の部屋をそれぞれ自ら訪問し、1時間以上話し込んだ。「仲良くなれないかと思っていたけど、すごくフレンドリーに接してくれた。2人とも甲子園に出てU18代表だし、スーパースター。(高校での)練習の内容を聞きました」。U18や甲子園の経験はなくとも、下克上でレギュラーを目指す。