“昌の教え”で休みなし! 阪神飯田優也投手(28)が20日、鳴尾浜球場を訪れネットピッチングやトレーニングなどで汗を流した。

前日19日に秋季キャンプを終え高知・安芸から帰阪したばかりだが「僕の立場では休んでいる暇はないと思う。行事がなくて動ける日は、このオフはなるべく全部動けるように、と思っています」。オフに向けて山本昌臨時コーチも投手陣に「あまり緩めないように」とアドバイスしており、早速体現した格好だ。

秋季キャンプ中の16日に行われた紅白戦では、2回をともに3者凡退に抑え、矢野監督に「面白い存在」と言わしめた。飯田自身も「今までで一番収穫があったキャンプだったかなと思います」と充実した様子。山本氏直伝のスクリューは、オフもブルペンで練習を重ねる予定。「立ち投げでは難しい球種。12月もなるべく機会を見つけて、キャッチャーを座らせて投げたい」。冬も休むつもりはない。

今オフにトレードで阪神に移籍した中田賢一投手(37)はともにソフトバンクに在籍していたこともあり、食事やゴルフに行くなど親交がある。「楽しみです」と再び同僚となることを心待ちにしていた。