オリックス伏見寅威捕手(29)が30日、大阪・舞洲で契約更改交渉に臨み、減額制限いっぱい(25%)となる550万円ダウンの1650万円でサインした。

今季は6月18日の巨人戦(東京ドーム)で空振り三振した際に倒れ込み、「左足アキレス腱(けん)断裂」で同19日に登録を抹消された。手術を受け、残りのシーズンはリハビリに費やした。「途中から試合に出ることの多いなかで、ケガをするのはやってはいけない。野球選手として一番ダサいことだなと思います」と振り返った。

現在も「来春のキャンプには万全にと思っていたが、自分が思っていたより進んでいない」という。動きは制限され、走ることもまだできていない状態。「キャッチャーはやりたい。足首回りが硬くなったりで(捕手としては)負担が大きくなるが、不安を解消して。まずはケガを治すことです」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。(金額は推定)