日本ハム栗山英樹監督(58)が、実力拮抗(きっこう)の「日替わり打線」を期待した。

9日、札幌市内の紀伊國屋書店で、自著「栗山ノート」(光文社)の出版イベントに登場。「来年は競争の場所をたくさん作っている」とし「打順はまったく気にしていない。日ごとに変わってもいいと思っている」と、激しい定位置争いを歓迎した。

順調に来季へ向けた補強を進めている。今季巨人でプレーしたビヤヌエバは、待望の三塁を守れる大型内野手。「(来日)2年目で日本の野球にも慣れてくる。打つと思っている。いい形で勝負してくれたら」と、既存選手との化学反応を楽しみにする。

優遇はしない。4番については「一番打つヤツ」と、きっぱり。「鬼になって、伝えなければいけないことは、選手にちゃんと伝えていく」と臨む来季。5位からの巻き返しに、心を鬼にしてタクトを振る。