【ホノルル(米ハワイ州)12日(日本時間13日)=山本大地】ソフトバンクの日本一旅行がスタートした。選手、首脳陣、スタッフとその家族ら約250人が集まり、ウエルカムパーティーなども行われた。そんな中、松田宣浩内野手(36)は「ベストナイン奪還」に気合を入れた。

一行は現地時間早朝にハワイ入り。松田宣は一睡もせずにダイヤモンドヘッドに登頂。そのままワイキキビーチに足を運び、約3時間の海水浴。家族サービスでも鉄人ぶりを発揮し、動き回った。5年連続で全試合出場を果たし、プレミア12も侍ジャパンの一員として出場した。今回は優勝、日本一を合わせ自身7度目のV旅行だ。「熱男はなんでも皆勤賞やね。現役選手で一番多く来させてもらってるかもしれないね」と眠気も忘れて笑った。

昨年ハワイで誓った「2年連続ベストナイン」は西武中村に阻まれた。「おかわり君は今年、めちゃくちゃ復活したもんね。ぼくも来年は彼のように、不気味な存在になりたい」。このオフはイベントで顔を合わせることもあり「まだまだやる」と口をそろえ、励まし合ったという。「同級生として、同じ右バッターとして、おかわり君の存在は大きい。身近に同年代のライバルがいるのはありがたいこと」と話し、ベストナインについても「また奪いにいきたいね」と力を込めた。

松田宣はかみしめるように言った。「王会長も『日本一4連覇、5連覇』とおっしゃっている。何回でもハワイに来られるように」。来季はプロ15年目。自身8度目のV旅行のためにも、走り続ける。