オジサンたちの逆襲だ。広島長野久義外野手が14日、石原慶幸捕手とともに広島市内のショッピングモールでのトークショーに参加した。

広島でのイベントは移籍後初で、小規模のイベントは巨人時代を含めても初の参加。抽選券が得られる前日13日にファンが殺到し、限定150人に750人の応募があったという。「ナマ長野」を見ようと抽選に外れたファンや買い物客が2階や3階から見下ろすほどの盛況ぶりだった。

壇上で2人を「1番目のおじさんと2番目のおじさん」と紹介した球団最年長40歳の石原はイベント後「オジサンたちの逆襲を」と共闘を誓い、35歳の長野も「しっかり試合に出られるように準備したい」と同調した。ともに大幅減額で契約を更改したベテラン2人が合言葉「オジサンたちの逆襲」を胸に来季グラウンドに立つ。

長野は熱望していた巨人菅野との対戦が持ち越しとなり「来年は対戦したい」と気持ちを高める。プロ入り前から知る投手で「走者を背負ってからなかなか打たれない」と誰よりもその高い能力を認める。対策については「打たせてくれるでしょう」とニヤリと不敵に笑った。【前原淳】