ソフトバンクの砂川リチャード内野手が「改名当日弾」で猛アピールした。

育成3年目で支配下登録を目指す大砲候補は、今キャンプA組に参加中。20日に登録名を名字の砂川から名前のリチャードに変更した。するとその第1打席で紅白戦で豪快なホームランを放つなど、2打数2安打の活躍で強烈な印象を残した。

昨年1軍リリーフでブレークした高橋純の甘い直球を逃さなかった。10番三塁で出場した3回、2ボールからの3球目を左翼席にたたき込んだ。「感触は良かったんですけど、スピンがかかっていなくて、無回転になっちゃったのであまり飛びませんでした。でも、気持ちよかったです」。沖縄出身で天然な一面も持つ20歳の若鷹は独特の表現で本塁打を自己分析した。

オープン戦で生き残り、3月20日の開幕までに2桁背番号を勝ち取ることが直近の目標だ。「思い切りやって失敗してもいいという雰囲気がある。悔いのないように思い切りプレーしたい」。武器の豪快スイングでアピールを続ける。