開幕投手最有力のDeNA今永昇太投手が、オープン戦初先発。4回を52球、3安打1失点の内容にも満足せず、さらなる向上を誓った。「内容はあまりよくなかった。チェンジアップも浮いたし、球速(最速146キロ)も出ていない。そこがクリア出来れば、もっと三振も増えてくるし、思い描いたピッチングが出来る」。

納得いく部分もあった。前回登板の18日のヤクルトとの練習試合で不安を残したカットボールの精度については「右のインコースに決まったし、失投もなかった。1つ課題をクリアできた」と振り返った。

エースの順調な仕上がりにラミレス監督も納得の表情だ。「必要な時にギアを上げていたね。彼は開幕ローテを競っている選手ではない。彼のレベルなら大丈夫だよ」。指揮官の厚い信頼を得る意識高い系左腕が「開幕」へ向け、1つ1つ課題をクリアしていく。